CMでよく聞く過払い金って?

ここ数年、テレビを付けていると、CMで「過払い金」という言葉をよく耳にするようになりました。しかし、CMを見ているだけでは、どうやらキャッシング会社が関係しているようだということぐらいしか分からず、それがキャッシング会社のマイナスイメージにも繋がっている気がします。
そこで、まず「過払い金は貸金業法改正前にキャッシング会社を利用していた方以外には、全く関係のないもの」であることは知ってもらいたいところです。

 

というのも、実は平成22年に完全施行された改正後の貸金業法では、過払い金が発生することは早々ないのです。それほどに、改正前の法律は穴だらけでした。
その法律がどのようなものかというと、そもそも、過払い金が生まれるのは、利息制限法で定められた利率を超えて支払いをしてしまっていたせいです。本来であれば、利息制限法を超えた支払いは違法であり、そもそも超えた分は支払う義務がないとされています。しかし、以前の貸金業法では、利息制限法を超えた支払いを求めたとしても罰則というものが存在しませんでした。そして、違法でありながらも、罰則を受けないことをいいことに、キャッシング会社は法律をよく知らない利用者に高金利での貸付を行っていたのです。

 

しかし、そんなことは当然許されることではなく、平成18年に新しい貸金業法が国会で成立したのです。改正後の貸金業法では、もちろん利息制限法で定められた利率を超えた契約には罰則が与えられるようになっており、キャッシング会社も法律に沿った契約を行っているので、過払い金は発生することがなくなったのです。

 

ちなみに利息制限法で定められている金利とは、以下の通りです。
・10万円未満の契約額の場合:上限金利20.0%(実質年率)
・10万円以上100万円未満の契約額の場合:上限金利18.0%(実質年率)
・100万円以上の契約額の場合:上限金利15.0%(実質年率)
これらに沿っていない契約条件を提示しているキャッシング会社は、法律無視のヤミ金融である可能性が非常に高いので、お気をつけください。

 

(2015、6、13 付け情報)